伎楽面
世界最古に属する面。
歴史的な伎楽面は、奈良の法隆寺(現在は東京国立博物館法隆寺宝物館に収蔵)、東大寺、正倉院、春日大社などに飛鳥時代および奈良時代の遺品が残っている。(正倉院に171点、東大寺にも36点伝わっている)
このうち正倉院に残る天平勝宝の年号をもつものは、大仏開眼法要の時に使われたものである。
伎楽の役柄に応じて、治道、獅子、獅子児、呉王(または呉公)、金剛、迦楼羅(かるら)、呉女、崑崙(くろん/こんろん)、力士、波羅門(ばらもん)、大孤父(たいこふ)、大孤児、酔胡王(すいこおう)、酔胡従の14種類が確認されている。
国立博物館e国宝に重要文化財の伎楽面がご覧いただけます。
伎楽面・装束

治道

獅子・獅子児

迦楼羅

呉公

呉女・呉女従

金剛・力士

崑崙

婆羅門

太孤父
太孤児

酔胡王
酔胡従
その他リンク
カルラの画像
(MIHO MUSEUM website)(フランス国立ギメ東洋美術館website)
東京国立博物館の所蔵伎楽面一覧(東京国立博物館website)
天理参考館 に天平時代の伎楽 発見(四国ニュース2006年9月19日)